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■コラム * ローカルトレンドニュースfrom osaka 鈴木 悟史 息子とアドベンちゃぁ〜 U <前号までのあらすじ> ところが30年の歳月により山の環境が一変。抜け道がバリケードで封鎖され進めない。覚悟を決めた主人公は息子2人と脇の崖下りを敢行。 わずか落差30m、崖下の小川を目指すものの、おそらく人が入った形跡のない森は、日差しも届かず落ち葉に膝まで埋まる悪条件。朽ちた木々が行く手を阻み思うように進めない。 ようやく小川に辿り着くが、苔むした河岸に足を取られる。気が付けばすでに夕刻。もう戻れない。ここで一夜を明かすか‥‥。 「うおお〜ッ!」 「お父さん、アメちゃんもまだあるねん。食料は大丈夫や」 「お前達、川沿いに下るぞ。ついて来い」 しかし、身軽な次男は私を置いて先に進む。川の対岸に渡り、今度は崖を登る。次男の姿は崖を登りきり見えなくなった。 「待ってくれぃ〜」 「?。どうした。…今、行くから待っていろ」 遅れること約3分。崖を登りきると、そこには大空が。そして、眼下に広がる高級分譲墓地、水道完備!お彼岸も重なり賑わいをみせる墓苑で、息子は何事もなかったように手水場で手を洗っている。 時間にしてわずか45分。幻だったのか、アドベンちゃぁ〜はあっけなく終わった。 息子たちへ。「教訓!見たか親父の背中を。人生、たまには後戻りも必要だ。P.S.お母さんには内緒だぞ!」 (すずき さとし/関西支店)
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